AIトレーナーとは
AIトレーナーは、AIの出力を人の目で確認し、評価や修正、お手本づくりをして、AIの品質を上げる仕事の総称です。募集元によって「AIトレーナー」「AIアナリスト」「データアノテーター」「評価者(レイター)」「言語専門家」など、呼び方はさまざまです。
プログラミングでAIをつくる仕事ではなく、AIが出した答えや、AIに覚えさせる素材を「人の感覚で」確かめる仕事です。日本語のAIを良くするには、日本語を母語とする人の判断が欠かせないため、日本語が使える人向けの募集が出ています。
仕事の種類
同じ「AIトレーナー」でも、作業は大きく次のように分かれます。
- 評価する:AIの回答や検索結果が、質問に合っているか、正確か、自然な日本語かを判断する
- 書く・つくる:AIに与える質問や、模範となる回答、採点の基準をつくる
- 録る:台本を読み上げる、会話を録音するなど、音声データをつくる
- 聞き取る:音声を文字に起こし、間違いを直す
- 見直す:他の人の評価や作業をチェックし、基準とのずれを記録する
どの作業も、募集元が用意したガイドラインに沿って行います。自分の好みで決めるのではなく、基準を読み取って当てはめる力が求められます。
向いている人
特別な資格がなくても始められる仕事がある一方で、専門知識を求める仕事もあります。
- 日本語の細かな違い(言い回し、敬語、方言、文脈)に気づける
- 長いガイドラインを、最後まで読んで守れる
- 同じ種類の作業を、集中して丁寧に続けられる
- 医療、法律、教育、プログラミングなど、専門分野の知識や経験がある(専門職向けの募集では、時給が高めに設定されることがあります)
始める前に知っておきたいこと
多くの仕事は、雇用ではなく業務委託(フリーランス)の形です。作業量は募集元の需要で増減し、毎週同じだけあるとは限りません。また、試験や品質のチェックがあり、基準を満たさないと作業が続けられないことがあります。
報酬は、時給のほか、タスクごと、審査を通ったデータの量ごとなど、仕事によって単位が違います。応募の前に、対象地域・英語・報酬の単位の3つを必ず確認しましょう。
条件の見方は、このサイトの「はじめての方へ」のガイドで順番に説明しています。まず、現在募集中の仕事を一覧で見比べてみてください。
作業のイメージ(評価の仕事の例)
たとえば、AIの回答を評価する仕事では、1つの質問に対して2つの回答が並んで表示されます。ガイドラインに沿って、どちらが正確で、わかりやすく、質問に合っているかを選び、理由を短く書きます。事実が怪しいときは、検索して確認します。
録音の仕事では、画面に表示された文章を、指定の速さと声の大きさで読み上げます。聞き取りの仕事では、音声を聞き、話された内容を決まったルールで書き起こします。どちらも、1回の作業は短く、積み重ねで量をこなします。
よくある質問
- 未経験でも始められますか?:仕事によります。経験が条件でない募集もありますが、最初に試験や研修があり、通過してから作業が始まる仕事が多くあります
- プログラミングは必要ですか?:AIをつくるためのプログラミングは、ふつう求められません。ただし、プログラミングの回答の評価など、分野の経験が条件の募集もあります。ガイドラインを読む力と、丁寧に判断する力が基本です
- 副業として始められますか?:多くの仕事は業務委託なので、副業として行う人もいます。勤務先の就業規則を先に確認してください
- 報酬はどう決まりますか?:時給、タスクごと、審査を通ったデータの量ごとなど、仕事によって違います。単位は応募前に必ず確認してください