アノテーションとは

アノテーションは、データに「これは何か」という情報(ラベルや注釈)を付ける作業です。AIは、人がラベルを付けた大量の例から学ぶため、この作業の質がAIの精度に直結します。

身近な例では、写真に「犬」「信号」と印を付ける、文章に「肯定的」「否定的」とラベルを付ける、音声を文字に起こす、といった作業があります。

データの種類ごとの作業

  • テキスト:発言の意図の分類、固有名詞の抜き出し、文章の自然さの評価、翻訳の品質チェック
  • 音声:文字起こし、話者や感情のラベル付け、聞き取りにくい部分の確認
  • 画像・動画:物体や動作への印付け、説明文の確認、指定テーマに沿った撮影
  • 検索・広告:検索した言葉と結果や広告が合っているかの判断

日本語に関わる作業は、日本語の感覚がわかる人が必要になるため、日本向けに募集が出ることが多い分野です。

在宅でできるか

ほとんどの作業はパソコンやスマートフォンで行い、在宅(リモート)と書かれた募集もあります。ただし、日本国内での作業が条件のもの、静かな部屋や指定の端末が必要なものがあります。条件は募集ごとに違うので、詳細ページの「対象地域」と「主な条件」を確認してください。

続けやすさの目安

作業は、ガイドラインに沿って同じ判断を繰り返すものが中心です。正確さが評価されるので、速さよりも基準を守ることが大切です。最初に試験や研修があり、通過してから作業が始まる仕事もあります。作業量は需要によって変わるため、1つの仕事だけに頼らない考え方も大切です。

アノテーションの仕事は、日本語力を活かして副業として始める人もいます。報酬と税金の扱いは、「報酬の受け取りと税金」のガイドを確認してください。

仕事の例

発言の意図の分類では、利用者の発言を読み、「質問」「依頼」「あいさつ」など、決められた分類のどれに当たるかを選びます。教材の評価では、中学・高校向けの教材が、基準に沿って質が高いかを判断します。

音声の文字起こしでは、聞こえたとおりに、ルールに沿って書き起こします。聞き取れない部分は、決められた記号で示します。作業の細かなルールは、募集元のガイドラインに書かれています。

よくある質問

  • アノテーションとデータ入力は違いますか?:データ入力は書かれたものを写す作業が中心です。アノテーションは、内容を判断してラベルや評価を付けることが中心です
  • 専門知識が必要ですか?:仕事によります。日本語の感覚があれば始められる作業もあれば、医療や教育などの経験が条件の作業もあります
  • 在宅だけで完結しますか?:多くの募集は在宅で作業できますが、対象地域や端末、通信環境の条件があります
  • 品質のチェックはありますか?:あります。基準を満たさない作業は、報酬の対象にならなかったり、作業が続けられなくなったりすることがあります

応募前のチェックリスト

応募する前に、次の点を確認しておくと、作業が始まってから困りにくくなります。

  • 作業の種類(分類、評価、書き起こし、撮影など)と、1回の作業の長さ
  • 報酬の単位(時給、タスクごと、検収ごと)と、支払いの時期
  • 対象地域と、必要な端末・通信環境
  • 試験や研修の有無と、受験回数の制限
  • 週あたりの最低作業時間